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健康診断の種類≪一般健康診断編≫

[2020.09.08]

事業者には、定期健康診断を実施する義務があることはご存じだと思います。
しかし、その内容や対象者についてご質問いただくことがありましたので、まとめました。

定期健康診断の実施は事業者の義務(労働安全衛生法第66条第1項)となります。
健康診断を実施しなかった場合、労働安全衛生法違反となり、50万円以下の罰金に処せられます(労働安全衛生法第120条)。

また、労働者にも定期健康診断を受診する義務(労働安全衛生法第66条第1項第5号)があります。
労働者が健康診断の受診を拒否した場合は、就業規則等の定めによって、懲戒処分の対象とすることができます。

健康診断実施後、異常所見ありと診断された労働者の健診結果については、産業医(医師)の意見を聴き必要な措置を講じる必要があります。(労働安全衛生法第66条第4項

 

雇入れ時の健康診断
内 容 新規で常時使用する労働者を雇い入れる際に実施
対象者 期間の定めがない労働者や契約期間が1年以上使用する予定または、週の労働時間が正社員の3/4以上に該当する労働者
対象法令 労働安全衛生規則第43条
期 間 雇用の前後3ヶ月以内に受診した結果
注意点 応募者の採否を決定するために実施するものではありません。
雇入れの際に適正配置や入社後の健康管理に役立てるためです。
関連文書 健康診断個人票(雇入時).pdf

 

定期健康診断
内 容 常時使用する労働者に対して、事業者は1年以内に1回の健康診断を実施
対象者 ・雇用したパートも含む週30時間以上(正社員の労働時間3/4以上)に該当する労働者
・パートなど労働時間が短い従業員であっても、1年以上継続勤務している者(特定業務事業者を除く)
対象法令 労働安全衛生法第66条第1項第66条第3項
労働安全衛生規則第44条第51条
期 間 1年内に1回
注意点 身長・腹囲・胸部エックス線検査及び喀痰検査・貧血検査・肝機能検査・血中脂質検査・血糖検査・心電図検査は、医師の判断により省力が可能となります。
関連文書 健康診断個人票(定期).pdf

 

特定業務従事者の健康診断
内 容 深夜業などの特定業務に従事する労働者に対しては、当該業務への配置換えおよび6ヶ月以内ごとに1回、定期的に定期健康診断と同じ項目の健康診断を実施
対象者 労働安全衛生規則第13条第1項第3号に掲げる業務に常時従事する労働者
対象法令 労働安全衛生規則第45条
期 間 配置換えのタイミングおよび6ヶ月以内に1回
注意点 胸部エックス線検査については1年以内に1回、定期に行えば省力可能となります。

 

海外派遣労働者の健康診断
内 容 生活環境や変化によるストレスなどによる健康障害を早期発見することが目的
対象者 6ヶ月以上海外に派遣した労働者、または6ヶ月以上海外勤務から帰国する労働者
対象法令 労働安全衛生規則第45条
期 間 海外に6ヶ月以上派遣する際、帰国後国内業務に就かせる際
注意点 医師が必要とする際に実施する項目がある。
関連文書 海外派遣労働者健康診断個人票.pdf

 

給食従業員の検便
内 容 調理従事者等に食中毒菌を保菌していないかを見つけ、食中毒を未然に防ぐために検便を実施
対象者 食堂または炊事場における給食業務に従事する労働者
対象法令 労働安全衛生規則第47条
期 間 雇入れ時の際、配置替えの際。大量調理施設(食品製造施設など)毎月1回(大量調理マニュアル)
学校給食の調理に従事する者は、毎月2回以上(学校給食衛生管理基準)
注意点 必要に応じ10月から3月はノロウイルスの検査を含めることが望ましい。(大量調理施設衛生管理マニュアル)

 

参考資料:
・厚生労働省「労働安全衛生規則関係様式

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